宿泊施設にどんな付加価値をつける?「ただ寝泊まり」するだけの一棟貸しにしない体験アイデア7選

このページでわかること
・民泊や貸別荘企画の際に、競合施設と差別化を図るためのアイデア

民泊や貸別荘などの宿泊施設を計画する際、宿泊空間の快適性はもちろん重視する要素かと思います。しかし、集客力を考えると、ただ寝泊まりする施設にするだけでは結局価格競争せざるを得ず、思うように売上を伸ばせない可能性もあります。

宿泊施設として安定して予約を獲得し利益を出していくためには、企画段階でどのような施設に創り上げて差別化を図っていくのかを考え、事業計画に練りこんでいった方がいいでしょう。

とはいえ、一口に「差別化」といってもなかなかアイデアが思いつきませんよね。そこで、今回は宿泊施設に付加価値をつけることができるようなアイデアを7つまとめてみました

もちろん、施設の形態や規模によってそもそも取り入れられるもの、取り入れられないものがあると思います。この記事を参考に、計画のアイデアの一助になれば幸いです。

いちご狩りやミカン狩りなどの収穫体験

季節性を加味しなければなりませんが、敷地にそこそこの余裕がある場合はフルーツを栽培して収穫体験を取り入れるのはどうでしょうか。

宿泊施設の稼働率が落ち込みがちになる冬場に収穫ができるミカンやいちごといった果樹を植えておけば、繁閑対策にもなります。フルーツ狩りは時代・地域に関わらず一定のニーズを得続けるコンテンツのため、汎用性の高い付加施設になるでしょう。

郷土料理

地方で開業を行う場合、郷土料理の提供も嬉しい要素になります。

貸別荘などの場合、運営方法によってはスタッフが不在となる場合もあるかと思います。その場合は、物件の選定段階で近隣に郷土料理店等が存在するかを条件に加えておいて、その施設を紹介したりすることでトータルの滞在価値をあげることができるでしょう。

尚、民泊等で飲食の提供を行う場合は基本的に飲食営業許可が必要になりますので、計画段階で保健所に相談しておく必要もあります。

ヨガ・ピラティス

ヒーリング的なコンセプトの宿泊施設を企画する場合、ヨガやピラティス等のアクティビティを取り入れてもいいでしょう。

自分自身で知識経験を身に着けて講師として宿泊者に教えてもいいですし、プロジェクターを用意したヨガ・ピラティス専用の居室を用意しておいて、そこでレッスン動画を流して宿泊者自身で体験の時間を作ってもらう、という運用方法も考えられます。

ビールサーバー

ビールサーバーを設置してお客さん自身に注いでもらえるビールサーバーを設置しておけば、話題性が期待できます。お酒好きの人をターゲットにしたコンセプトにすれば、開業後のPRもしやすくなるでしょう。

貸別荘等に取り入れる場合は居宅に導入するのはやや大変ではあります。最近話題のホームタップ等の導入も検討しましょう。

アクセサリー作り体験

旅行の記念品にもなるアクセサリー。海近くの宿泊施設であれば貝殻、山近くの宿泊施設であれば葉っぱをモチーフにした素材等を用意すれば宿泊者にも喜んでもらえるはず。

現地にスタッフが滞在できるのであればワークショップ形式で体験してもらったり、スタッフが不在になる場合は材料と作り方を施設にあらかじめ用意しておき、お客さん自身に作ってもらうという方法も取れるでしょう。

ピザ窯

外部に広めのスペースがあれば、ピザ窯を設置して外でピザパーティが開催できる場所を用意しておくというアイデアです。

民泊や貸別荘等でスタッフが不在になる場合、お客さん自身に材料を用意してきてもらい準備~片付けまで宿泊者で完結できるような運用にしておくと、開業後の手間も減らせます。

ペットと楽しめる要素

ペットの同伴が可能かどうかは集客に大きな差が開く要素となります。できればペット可の宿泊施設にした方がいいでしょう。

ペット可の宿泊施設にした場合、ドッグランの併設や犬サイズのお風呂を作るなどのアイデアが考えられます。

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