民泊を営業する場合、住宅宿泊事業法では以下に該当する場合は住宅宿泊管理業務を住宅宿泊管理業者に委託する必要があるとされています。（民泊制度ポータルサイトより）
１．届出住宅の居室の数が、５を超える場合
２．届出住宅に人を宿泊させる間、不在となる場合
しかし開業する地域によっては中々対応してくれる管理業者が見つからない、ということもあります。そこで本記事では、全国対応の住宅宿泊管理業者を５社ピックアップしました。
そもそも住宅宿泊管理業者とは？
住宅宿泊管理業者とは、住宅宿泊事業法に基づき国土交通大臣への登録を行った業者のことで、一般的な賃貸物件の管理業者などとは別物です。
基本的には「家主不在型民泊」として営業を行う場合、管理業者への委託は必須と考えましょう。この場合、法律上規定された住宅宿泊管理業務の大半を委託することになります。
委託費用がそれなりにかかってくるということもあり、ランニングコストの主要費用の1つとなります。各業者を比較しながら、できるだけ費用を抑えた形で業務を委託できる業者を探すとよいでしょう。
全国対応の住宅宿泊管理業者まとめ
業務の性質上エリアに限定した事業展開を行っている業者も多い中、全国対応可能を謳っている住宅宿泊管理業者をピックアップしました。
ただし、依頼する業務の内容等によっては、一部の地域等で対応外となってしまう可能性もあります。物件が決まったら事前に対応地域かどうか確認しておくと安心です。
民泊管理バンク
民泊管理バンクは株式会社BizPatoが運営する民泊運営代行サービスです。
自分が依頼したい業務だけをオーダーメイドして委託することのできる民泊管理バンク。自分でできることは自分で行い、本当に外注する必要のある業務だけを選択して委託することで、管理業者委託費用を最低限の費用に抑えることが可能です。ランニングコストをできるだけ抑えたい方におすすめです。
住宅宿泊管理業者と最低限の契約のみ済ませたいという場合は、月額19,800円で依頼することもできます。24時間駆け付け対応の単品プランがあるなど、痒いところに手が届く住宅宿泊管理業者です。
民泊管理バンクの公式HPはこちら
エアサポ
エアサポは株式会社エアサポが運営する民泊運営代行サービスです。
プランは2種類用意されており、完全運用代行プランとメッセージ代行プランの２つです。完全運用代行プランは総売り上げの20%、メッセージ代行プランは総売り上げの10%～15%とされており、とにかく色々考えるのがめんどくさいから全部丸投げしたい、という方におすすめです。
また、民泊許可物件の紹介も行っているということなので、これから物件探しをするという方は一度相談してみるといいかもしれません。
エアサポの公式HPはこちら
ゆめゆめトラベル
ゆめゆめトラベルはゆめゆめ株式会社が運営する再委託型民泊サービスです。
再委託とは、届出をする上で住宅宿泊管理業者に委託が必要な業務について委託契約を締結した後に、ホストやホストが指定した業者に住宅宿泊管理業者から再委託という形で業務を再度委託することです。これを行うことで住宅宿泊管理業者に委託する業務内容は必要最低限になるので、委託料を安く抑えることができるという仕組みです。
月1,200円～と確実に業界最安値で依頼をすることができます。しかし、鍵の受け渡しや緊急駆け付け等、現地で対応が必要な業務については自分で行う必要があるので、家主不在型民泊ではあるものの、ある程度自分で運営業務を行えるという人に向いています。
ゆめゆめトラベルの公式HPはこちら
@Host
@Hostは株式会社SOZONEXTが運営する民泊運営代行サービスです。
運営のみならず、運営準備～立ち上げ、運用まで一括してサポートする体制を整えていることが特徴です。
プランはStandard（総売上15%~）、Premium（総売上20%~）、Premium＋（総売上25%~）とあり、やや高い水準ではあるものの、民泊のことがわからない、自分であれこれ調べたりするのは面倒くさいという方には充実のサービス内容が心強い存在となるでしょう。
@Hostの公式HPはこちら
faminect
faminectは株式会社ファミリアリンクが運営する民泊運営代行サービスです。
完全運用代行プラン（総売上20%）、メッセージ運用代行プラン（総売上10%）の２プランが用意されており、メッセージ運用代行プランは全国対応となっています。
自社でアプリケーション開発なども行っておりインターネット集客のサポートにも強い印象です。市場調査システムや売上管理システムなどが手厚いので、より効率的に利益をあげたい方におすすめです。
faminectの公式HPはこちら
家主不在型民泊でやるなら委託は必須！早いうちから下調べを！
全国対応可能な住宅宿泊管理業者を紹介しました。
冒頭でもお伝えしたように、家主不在型民泊で行うのであれば住宅宿泊管理業者への委託は届出上必須項目となります。早いうちから目途をつけ、いざ届出する段階になってから「依頼できる業者が見つからない」なんてことにならないように注意しましょう。
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