
このページでは「登記」とは何か?登記情報はどうやって調べるの?という疑問について解説します。
登記とは、自分の土地や建物について、所有しているということを主張するための法制度です。不動産が誰のものなのかわかりやすくして、所有者の権利を守るためにとても重要なシステムです。
この登記をすることで法務局では所有者やその他の情報が記録されることになります。この登記情報はインターネットで誰でも閲覧することが可能です(但し閲覧するためには不動産1件当たり300円ちょっとのお金がかかります)。

登記情報の調べ方
土地・建物どちらも「登記情報提供サービス」を利用することで閲覧が可能です。
①登記情報提供サービスのサイトにアクセスし、「一時利用」の「利用申込」ボタンから利用者情報を登録します。

②入力したメールアドレスにログインIDとパスワードの記載されたメールが届くので、これを使ってログインします。
③「不動産請求」を選択し、土地または建物にチェックを入れます。

④「所在」欄に住所の町名まで入れます。
⑤「地番・家屋番号」欄に地番または家屋番号を入れます。
地番は住所と同じ場合もあれば、異なる場合もあります。調べるために、右下の「地番検索サービス」をクリックします。
⑥規約に同意してサービスを開くと、地図の隣に都道府県を表示しているエリアが表示されます。ここから自分が探したい物件の住所を入力していきましょう。

住所をすべて選択すると地図が目的の場所に移動します。そのまま地図を拡大します。
⑦拡大し続けると青い文字が出てきます。該当部分の青文字ををクリックすると上部の選択地番の窓に文字が自動入力されますので、「所在住所+地番送信」をクリックすると、⑤の画面に地番まで入力されます。
※一部地域ではこの青文字が表示されません。
⑧基本的には「全部事項」にチェックを入れておけば必要な情報を見ることができます。これで「確定」をクリックすると、マイページに登録されます。
⑨マイページで請求したいNoにチェックを入れて「請求」をクリックすると、課金に関する確認画面が出てきます。確定すると請求が完了し、請求情報の取り寄せが始まります。
⑩再度マイページで閲覧したいNoにチェックを入れて「表示・保存」をクリックすると、登記情報がダウンロードされます。
登記情報の見方
登記情報は「表題部」と「権利部」の2部構成となっています。
表題部
表題部はその不動産のプロフィール情報に値すると思ってください。
所在地のほか、建物であれば所在や家屋番号と構造・床面積が、土地であれば所在や地番と地目・地積が記載されています。大まかにその物件の概況を把握することが可能です。
権利部
権利部は2つに分かれており、甲区と呼ばれる所有権に関する情報と、乙区と呼ばれる所有権以外の権利に関する情報(主に抵当権)が記載されます。
乙区に記載がない場合は甲区のみが表示されています。不動産によっては権利部自体が存在しない場合もあります(登記上誰の所有でもない不動産)。上から登記された順番に並んでいます。順番をたどってみていくことで、所有権や抵当権の変遷が分かるようになっています。


